So-net無料ブログ作成
テレビ・ドラマシリーズ ブログトップ

わたしを離さないで<ネタバレ注意>ドラマ1話あらすじと内容〜破壊力がヤバい!〜 [テレビ・ドラマシリーズ]

ノーベル文学賞受賞を受けた日系イギリス人作家カズオ・イシグロの原作をドラマ化した「わたしを離さないで」がTBSで再放送(日程は10月18日〜10月30日まで)される。同作は、キーラ・ナイトレイ主演で映画化もされている。映画の舞台は、1990年代末のイギリス。ヘールシャムと呼ばれる特殊な全寮制施設で育てられた子供たちは、ある使命を持って生まれた。ドラマ第一話(10月18日)のあらすじや内容とは?曲中歌「Never Let Me Go」とは?


スポンサーリンク






原作『わたしを離さないで』は「ラブストーリー」カズオ・イシグロが語る作品への想い



原作は、日系イギリス人作家カズオ・イシグロの小説『わたしを離さないで』(2000年・ハヤカワepi文庫)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) [ カズオ・イシグロ ]
価格:864円(税込、送料無料) (2017/10/18時点)




英国で100万部を超える大ヒットとなり、カズオ・イシグロ自信も、この作品で英国の作家ベスト20に入った。イギリスでは、2005年に映画化。また、日本でも2016年1月にドラマ化されている。



カズオ・イシグロは、同作について下記のように想いを語る。

 原作の背景は現代イギリスの悲観的な別世界を想定していますが、この物語を書いているときに私の作品の中でも最も「日本的」な話だとよく感じていました。(略)中心人物たちの願望や葛藤、悲しい運命に対する彼らの態度や人間のありように対する全体的なビジョンは、私がイギリスで育ったときに吸収した日本の映画や書籍の影響を多く受けている(略)私は、この物語は普遍的な人間のありようの残酷さに対抗する本質的なラブストーリーだと思っています。(略)我々は、人間として、皆それぞれが死ぬ運命にあり、老いて弱って死んでいくのは人間の定めの一つなのだという事実に向き合わなければなりません。このことに気づいたときに、またこの世界でお互いに共有できる時間がとても短いものであると分かったときに、我々にとって一番大事なものは何でしょうか?

(参考元:TBSホームページ

では、ここからは、ネタバレを含め、ドラマ第一話の内容をまとめていきます。

スポンサーリンク






わたしを離さないで<ネタバレ注意>ドラマ1話あらすじや内容は?



 手術台の男性を見つめる女性・保科恭子(綾瀬はるか)は、現在は数人の「介護人」を務めている。
彼女には、遡ること20年前ー山の中にある全寮制の陽光学苑で同級生たちと「普通の子」と変わらぬ学校生活を送る姿があった。

 ある時、恭子は同級生の土井友彦・通称トモ(子ども時代・中川翼/大人時代・三浦春馬)が男子たちからからかわれ、かんしゃくを起こしているところを見かけ、女子のリーダー・酒井美和(子ども時代・瑞城さくら/大人時代・水川あさみ)には「放っておけば?」と言われるが、「面倒見が良く優しい恭子は、保健室、いこ?」と思わず声をかける。

スクリーンショット 2017-10-18 14.30.26.png

 ある日、学苑に新しい教師・堀江龍子(伊藤歩)が赴任してくる。校長の神川恵美子(麻生祐未)の教育理念に魅かれて志望したという。しかし、学校の時間割表には、社会科がなく、その代わりに「心」と呼ばれ洗脳まがいの教科が組まれたり、美術科の授業が特に尊重され「絵」が「魂」を表すと教育されたりしていた。それだけではない。学校の高い塀の向こうには殺人鬼がいるなどの噂があったりと学校の内から外に出ないように・あるいは外の世界を知られぬように、子供達を監視体制において徹底的に管理する校長の姿があった。

 複線として、学校では「販売会」と呼ばれる子供達が唯一外の世界と繋がれるマーケットが開かれるキャプチャもある。販売会では、成績や生活態度毎に多く配布されるコインでお買い物ができる仕組みだ。
スクリーンショット 2017-10-18 15.29.20.png

同級生達が自分の欲しいものを買う中、恭子は”箸”をいじめによって失くしていた友彦のために、そして、友彦もまた恭子のために”あるCD”を互いに買って、物々交換をした。この頃から、二人は互いを恋仲間として意識するようになっていた。
スクリーンショット 2017-10-18 14.34.19.png

 この”あるCD”は、その後のストーリーにもキーアイテムとして描かれていく。曲のタイトル名は「Never Let Me Go」=和訳「私を離さないで」となることからもお判り頂けるだろう。



歌詞はこちらのサイトから閲覧できます。

 話は戻るが、新任の龍子先生は、こういった学校の妙なカリキュラムに違和感を覚え、絵画が苦手でいじめにあっていた友彦に「サッカーが上手な事は、絵が上手な事くらいすごい事」と、当たり前の事を教えた。「何かがおかしい」その違和感をありのまま、恵美子校長に伝えると、校長は「今年は早めましょうか。」と意味深発言。

 翌日、恭子たち4学年生徒を前に恵美子校長は、口を開いた。

「あなたたちは、『普通の人間』ではありません。私や先生方、食堂のおばさん、そういった普通の外の人間たちとは、違います。外の人間は、目的もなく、ただ生まれてくるだけですが。あなたたちには、生まれながらにして、果たさなければならない”ある使命”を持っています。それは、”提供”という使命です。あなたたちは、病気になったり、怪我をしたりした人のために、自らの体の一部を提供する。そういう使命のもとに作られた、特別な存在。言ってみれば、天使なのです。」

スクリーンショット 2017-10-18 15.18.26.png

”特別”

”天使”

そういった言葉の持つ意味を手繰り寄せる子供達。

何が真実で、何が嘘なのか。

半信半疑のまま、拍手喝采の嵐が場内を包み込む。

 恵美子校長は早めると発言した、その内容とはつまり陽光学苑の生徒たちは「提供者」と呼ばれ臓、器提供のためだけに造られた”クローン人間”である事。摘出手術が終われば死ぬだけの存在である事である。これらを綺麗な言葉で、片付けただけのスピーチ。一瞬にして痛切な運命を知らされた子供達は、その日を境に将来の夢や希望など無意味だという真実を突きつけられる事となった。

 ここまでが、第1話のあらすじと内容です。

 ここからは、個人的な感想ですが、第1話から、衝撃的ですよね。その破壊力たるや、観るものを引きつけます。また、第1話には、要所要所にドラマの展開において鍵となるヒントが多く隠されています。例えば、このキャプチャ。実は、陽光学苑の生徒たちは、コピーであるがゆえ、生殖能力を持たぬよう、生まれながらにしてその運命を管理されています。また、恭子に対して闘志を燃やす、美和の存在。彼女は、恭子に勝つ事がすべて、絵画が得意で成績も優秀、性格も穏やかで人望もある彼女を妬ましく思う美和の翳り。ドラマシリーズでは、この三角関係も見逃せません。そのことを主人公の恭子は「私のすべてだった男だろうとー。私からすべてを奪った女であろうとー。」という言葉で表現されています。


スポンサーリンク





コメント(0) 
共通テーマ:テレビ
テレビ・ドラマシリーズ ブログトップ